くらし情報『県庁所在地別「2022年 電気料金支払いランキング」1位が富山市の理由』

2023年3月10日 06:00

県庁所在地別「2022年 電気料金支払いランキング」1位が富山市の理由

総務省の「住宅・土地統計調査」(2018年)によると、富山県は1住宅あたりの居住室数(持ち家)で7.02室(全国平均5.49室)、1住宅あたり延べ面積(持ち家)でも170.79平方m(全国平均119.07平方m)と全国1位だ。さらに今回発表された家計調査によると世帯人員数でも富山市は3.02人と全国的にも多い。

前出の統計で電気代の多かった都道府県庁所在地の上位3位は、冬の寒さが厳しい富山市、福井市、金沢市と北陸3県が並んだ。しかし、一方でより寒さの厳しい札幌市は21位になっている。節約アドバイザーの丸山晴美さんが解説する。

「北国の住宅は、暖めた空気を外に逃がさない暖房効率が高い家が多い。また暖房器具もエアコンでは暖かさを感じにくく、灯油ストーブなどの直接暖房が中心。また北海道ではまきストーブやペレットストーブなどで光熱費を抑える工夫をしている家も多いのです」

北陸3県の電気料金について北陸経済研究所の藤沢和弘さんに聞いてみた。


「たしかに北海道ほどではありませんが北陸3県の冬も相当冷えます。しかし断熱効果の悪い古い家が多く、ほとんどの家が底冷えするため、灯油ストーブに加え、こたつを使っています。

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