くらし情報『コロナ5類移行の治療費負担増額リスト7 受診控えで在宅死急増の危機』

2023年3月22日 06:00

コロナ5類移行の治療費負担増額リスト7 受診控えで在宅死急増の危機

PCR検査は2550円、抗原検査は1350円。外来診療を受けると最大4000円を超える可能性も。

入院して呼吸器を付けた場合、一日あたり約3000円。ECMOを利用した場合は、処置料が一日あたり約9000円のほか初期管理費が約9万円かかるという(いずれも自己負担3割の場合)。高額療養費制度が適用されても、負担は大きいだろう。

ケアプランセンターさくら(大阪市西成区)のケアマネジャー、竹内智子さんは、「とくに高齢者が置き去りにされている」と憤る。

「週に数回の通所介護を利用して、なんとか一人暮らしされている高齢者も多くいます。5類に移行しても、コロナに罹患すれば通所サービスは利用できません。
今までは、行政から医師や看護師の派遣もあったが、今後どうなるのか知らされてもいません。打ち切られた場合は、在宅死が増えるのではないか。マスクを付ける、外すの議論どころではないのです」

警察庁の調べによると、医療機関外(自宅や施設等)で死亡した方のうち、死後にコロナ感染が判明したのは今年1月だけで過去最多の898人に。コロナ5類移行によって患者の負担額が増え、在宅死のさらなる増加が懸念されている。

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