2023年7月2日 06:00
『涙のリクエスト』でスターに! 作詞家・売野雅勇明かすチェッカーズの素顔
「売野さんって仏様みたいな人だね」と言われることもあったというが、離婚を考えたことはなかった。
その理由を聞くと、うーんと少し考えながら、照れくさそうに、こう語るのだった。
「まあ好きなんだと思うんですよ。プラス、マイナスを含めて、根源的に好きな人なんですよ。ふだんは明るくて、笑ってばかりいる人です。でも、ちょっと浮世離れしていて興味深い。具体的に彼女のことを書いた詞はないんですけど、ボクの創作活動に精神的にも寄り添ってくれた、コーチみたいな存在なんですよね」
売野が出会い、大事に思っていた人がすべて、作詞家として成長させてくれたのだった。
■「こんなに仕事をするの!?」というほどハイペースで創作を続けている
「本やCDの解説の原稿の締切りが5月末にあったんですが、じつはまだ終わっていなくて、大幅に遅れているんですよ。
朝7時くらいから、夜の9時、10時まで、ずっと自宅にこもっています。さすがに自分でも“こんなに仕事をするの!?”って驚いているんです」
6月中旬に行われた取材では、疲れた様子を見せず、いつものように飄々としていた。’15年には心臓病で倒れ1カ月ほど入院したこともあるので、健康には気をつけているという。