「僕を利用してください」羽生結弦と『24時間テレビ』で交流の被災地農家が明かす“絶大な反響”
それに私が、『たぶん日本一おいしいハスカップだと思います』と言ったら、羽生さんが『たぶんじゃなくて、絶対ですよ!』と返してくれたのもうれしかったですね」(前出・山口さん)
そんな山口さんには、感涙して4年間胸に秘めてきた羽生の言葉があるー。
「『24時間テレビ』の取材が終わって帰られるタイミングで、羽生さんは『僕を利用してください』って言ったんですよ。彼はおそらく、自分が足を運ぶことが宣伝になるというのをわかっているんでしょうね」
復興のためなら、全力でサポートすることをいとわないのが羽生の信条だ。’18年、平昌五輪で金メダルを獲得した際の会見でも、
「メディアの技術だとかそういうものが上がっていて、僕はこれだけ注目されながら演技をすることができているので、(中略)そのお力をもうちょっといただいて、また復興の力にもしていただけたらいいなと感じています」
と語っていたほど。
「その言葉に含まれる強さとか優しさとかに感動して、かえって彼を利用したくないと思ったんです。今まではSNSにも、“羽生結弦”という名前は逆に書かないようにしていました」(前出・山口さん)
名前を出さなくても、放送後の反響は大きかった。