くらし情報『カセットコンロで爆発死の危険 秋冬に気を付けたい間違った使い方8』

カセットコンロで爆発死の危険 秋冬に気を付けたい間違った使い方8

残り少なくなったからといって安易に缶に穴を開けると、火花が散って爆発する可能性も。

【注意8】経年劣化したものを使用する

カセットコンロの使用期限は10年が目安。経年劣化により安全装置が作動しなくなったり、カセットボンベの着脱がスムーズにできなくなることで事故につながる可能性も。

■廃棄方法は自治体に確認を

「使用前に確認したいのは、カセットボンベが正しく本体にセットされているかという点。うまくセットできていないと、ガスが漏れて爆発事故につながります」(宮川さん・以下同)

切り欠き部分を上にして、カセットコンロ本体に対して水平にカチッと音がするまで差し込もう。

「切り欠き部分を下にしたり、斜めにずれたまま無理に差し込んだりすると、漏れたガスにコンロの火がついて爆発してしまいます」

使用中に注意したいのは、カセットボンベ部分が過熱していないか、という点だ。

「カセットコンロに載せる鍋や鉄板が大きすぎて、カセットボンベの容器カバーの上まで覆ってしまっているケースがあります。こうなるとカセットボンベが熱を持ち、爆発のリスクが高まります」

とくに大きな土鍋は注意が必要。


「通常は、カセットボンベが過熱すると“安全装置”が作動して自然に火が消えるのですが、土鍋の場合は蓄熱効果が高いため、自動消火された後も土鍋の熱でカセットボンベが加熱され続けることがあります。

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