GACKT自白!格付け個人76連勝“間違えない考え方”は「一部の金持ちが価値を決める」
単純に、「あの人」「あの作品」では説得力に欠ける上に話が薄っぺらい。当時、スマホなどなく調べるのもいちいち大変な時代だ。そもそも『あれ』『これ』『あの』『その』では自分が感動したというドラマを組み立てることもできない。話を組み立てるために必要な『覚える』という基本行為には、さらに専門用語も理解する必要がある。その背景までも深掘りするならより覚えることは増えてくる。次々に出てくる新しい言葉に苦しみながらも、『覚える』ことがいかに本気の覚悟と実行力が必要であるかを実感した。彼との出会いから、常にどんなことにも深さを意識し追求するようになっていった。今のGACKTを形成する大きなきっかけとなった。
ワインに話を戻すが、価値・価格には色んな要素があり、美味しい美味しくないはもちろんのことだが、希少性・ブランディング・設備や作り方・設備投資さえも価値付けの対象となる。世の中の大多数の価値観で高級なものの価格が決まるのではなく、世界の一部の金持ちがその価値を決める。彼らが価値・価格を上げる。だから高くなる。知識のない者たちは「なんでこれがそんなに高いんだ!」と言う。彼らにとっては世の中の大多数が[高い物]という共通認識を持てば、『これは高い物だ』と受け入れるのだが、認知されていないものであれば『これがなんでそんなに高いのかまったく理解できない!』『無駄』『無駄遣い』となる。