くらし情報『能登地震、被災者語る「保険金はまだ先…」“地震破綻”防ぐ3つの命綱』

能登地震、被災者語る「保険金はまだ先…」“地震破綻”防ぐ3つの命綱

能登町にて倒壊した自宅から荷物を運び出す女性(写真:共同通信)

能登町にて倒壊した自宅から荷物を運び出す女性(写真:共同通信)



住宅が倒壊、「二重ローン」を抱え、仕事を失い、生活が立ちいかなくなる人が出る可能性も……。地震による生活破綻を避けるための補償と制度、ぜひ知っておきたい!

「まるで空襲後のような風景が広がっていました」

と語るのは、石川県輪島市や珠洲市などの“奥能登エリア”の移住支援をしている「ぶなの森」の高峰博保さん。

今年1月1日夕方に能登半島で最大震度7を観測する地震が発生。

輪島市では観光名所として有名な朝市通りを大規模な火災が襲い周辺の約200棟が焼失。また珠洲市では強い揺れと津波で多くの家屋が倒壊。いまだに被害の全容はつかめていない。珠洲市に高齢の両親がいる女性は本誌の取材に、

「両親は80代半ば。家は2階建ての家屋が半壊しました。
とくに1階部分の被害が大きく、家への出入りも危険な状態です。現在は避難所にいますが、高齢のため、今後、どのような支援が受けられるかわからず不安な様子です」

また前出の高峰さんも、

「能登では2022年5月にも大きな地震があり、そのときに傷んだ屋根瓦などを何百万円かけて直したという人もいます。

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