くらし情報『死の際で見つけた幸福…1歳9カ月のわが子を看取った女性が始めた「理想のホスピス作り」』

死の際で見つけた幸福…1歳9カ月のわが子を看取った女性が始めた「理想のホスピス作り」

と促された。このあと千尋さんは、夕青くんが小児がんであるとの告知を受けることに。

「『ニューロブラストーマ(神経芽腫)です』と。最初はドイツ語だったので理解できず、『英語でお願いします』と。キャンサーという単語も出ていたため『がん』なのだと理解しました」

神経芽腫は乳幼児に多いがんの一種で、夕青くんはすでに全身に転移のある「ステージ4」だった。

(取材・文:本荘そのこ)

【中編】「幸せだね。ありがとう」冷たくなっていく1歳9カ月の息子の体を抱いてへ続く

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