“バズる大使”レジャバさん『ドラゴンボール』に『ドンキーコング』など、日本文化で感性を育んだ少年時代
いちばん上の子が生まれるまで母は頑張ってくれました。孫の顔を見ても、話すことはできませんでしたが、心の中ではすごく喜んでくれたと思います」
ちょうどその前のことだったが、レジャバさんのもとにジョージアの外務大臣から連絡が入った。
「何だろうと緊張したんですが、大使就任の打診でした。ジョージアは日本やアジアとの関係強化を図っていて、日本との関わりが深い人材を探していたんです」
当然、迷いもあった。妻との事業の業績は伸びていたし、子どもも生まれたばかりで、母国での生活は楽しかったから。「そのとき、たまたま元首相と会う機会があって『あなたは得意分野を伸ばしていくべき。日本との関係が深いのだから、それを強みにしたらいいじゃないか』というアドバイスを受けたんです。妻も『ジョージアに残るにしても、日本に行くにしても、あなたが好きなようにしなさい』と後押ししてくれたんですね」
’19年8月、駐日特命全権公使兼臨時代理大使という大役を背負い、レジャバさんは、また日本の地を踏む決心をしたのだった。
【後編】“バズる大使”レジャバさん「皇室の方々とお会いして感じるのは奥ゆかしさと品格」“日本文化大好き”の理由を明かしたへ続く
(取材・文:小野建史)
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