86歳の家庭教師が明かす現役の秘訣、「ながら算数」とは?
この物質は、脳の司令塔ともいわれる前頭葉や記憶に大きく関わっている海馬の働きをよくしてくれます」(小林教授)
さらに小林教授は、次男さんが日常で実践している「ながら計算」が脳にいいと太鼓判を押す。
「認知症予防のために鍛えておきたいのが、前頭葉の上部にある前頭極です。計画をたてたり情報を処理したりする知的なことをつかさどるこの部分は、2つのことを同時に行うことで、活発に働きます。散歩しながら算数の問題を解く、車で移動中に計算するなど、創意工夫が求められる算数の問題や計算をつねにすることは有効です」
面倒な計算は電卓に頼りきり……というアナタ。まだ間に合うので、少しでも“ながら計算”を意識して、脳を働かせよう。