スマホの「チャット浮気」にアルコール依存と同じ禁断症状
「スマホへの依存度がどんどん高まっていくと、スマホを片時も手放せなくなります。現実的にやるべきことのほぼすべてを放置してしまう状態になり、社会生活・家族関係に支障をきたすようになりますので、“スマホ廃人”と表現しました。中高生にも増えていますが、私が取材したなかには、主婦たちの例も多かったのです。日中ひとりで過ごす時間の長い主婦だけに、スマホに依存しやすいのだと思います」
そう話すのはジャーナリストの石川結貴さん。石川さんはこの春に『スマホ廃人』(文春新書)という著書を出版している。スマホに依存するあまり、夫や子どもたちからも愛想をつかされて……。そんな状態の主婦が増えているという。石川さんが取材した“スマホ廃人”主婦たちの驚きの肉声とは−−。
「スマホを通じて関係しているせいか、浮気をしているなんて実感はないです」と、語る関東地方に住む山本恵子さん(30代・仮名)は、SNSを通じて、ある男性と知り合ったという。意気投合していくうちに、《キミと顔を見て話がしたい》と言われ、ライブチャット(インターネットを通して、互いの映像を見ながら行うコミュニケーション)