くらし情報『「セクハラやじ」から3年、塩村文夏都議語る都議会の問題点』

「セクハラやじ」から3年、塩村文夏都議語る都議会の問題点

そしたら職員の顔色が一瞬で青ざめたんです。職員は議員の顔色をずいぶん気にしているんだなとわかりました」

そういう「恐怖支配」がつづく都議会は、会派の議員数で力関係が決まってくるのだという。

「大会派が数にモノを言わせて支配しています。私は『東京みんなの改革』というひとり会派を代表していましたが、私ひとりが何を言っても通じないですし、都の職員も数の多い大会派を向いています。大会派に属していれば、献金や政党からの支援もあり、金銭面でもかなり優遇状態です。数に頼って中にいることが、快適になってしまうんでしょう」

そのように、一度つかんだ利権を、徒党を組むことで守ろうとするオッサン議員たちがいる。では現在、男性都議101人、女性都議25人と、塩村さんを含めても20%に満たない女性議員は、どのようなスタンスなのだろう。こう問うと塩村さん、「じつは……」と言って、意外な真実を告白する。


「圧倒的な男性社会、政治の世界で“のぼっていく”女性都議のひとつのパターンとして、男性都議に近いような意見を言って、男性に迎合してしまう女性が少なからずいるんです。

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