「セクハラやじ」から3年、塩村文夏都議語る都議会の問題点
マイノリティを締め出そうとするのが男性であれば、それに対して『そうじゃない!』と闘う女性都議を増やさなければいけないのに……」
その象徴的な経験として、塩村さんは次のエピソードを明かす。
「’15年に議会改革について話し合う場として、『議会のあり方検討会』が発足したんですが、ひとり会派の私を含めて数人が入れてもらえず、そこで何が話されたのかも知らされませんでした。それは参加要件が『3人以上の会派』限定だったからです。じつは女性が幹事長を務めているある会派が『複数の議員で構成されている会派から意見を聞くべきだ』と主張していたんです。大会派に加担してイジメてくる、後輩たたきしてくるのは、女性都議だったんです」
なんと塩村さんは、男性都議のみならず、女性都議も利権にすがりついていたと言うのだ。
「むしろ本当にタチが悪いのは、女性議員ですよ。女性同士のイジメのほうが陰湿といいますが、女性のほうが政治家としての経験値が上がっていくと、イジメも巧妙になっていく。足を引っ張るような“オッサン化”した女性議員になってはダメなんです!」