相次ぐ社会保険“値上げ”ラッシュ…専門家が具体策を提示
今年4月から2年前納も含めクレジットカード払いも可能になりました。割引率は少し下がりますがカードにポイントが付きますから、還元率と割引率を比較してみてください」
そう“対策”を教えてくれたのは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。風呂内さんは、負担が増える社会保険費についてもこうアドバイスする。
「今年1月から、医療用薬品を処方せん不要で買えるように転用した『スイッチOTC薬』の負担は、年1万2,000円を超えると所得税から控除されるようになりました。“社会保障の不安”から、民間の介護保険や認知症保険への加入者が増加していますが、健康なら受け取れる保険料はありません。損得をしっかり見極めてから加入しましょう」(風呂内さん)
年金の受取額を増やす方法を挙げてくれたのは、ファイナンシャルプランナーの加藤梨里さんだ。
「これまで年金を受け取るには25年以上の納付が必要でした。今年8月からはそれが10年に短縮され、納めた金額に応じて受け取れるように。
もし期間に不足があっても、10年以内ならさかのぼって納めることができます。