秋元才加 舞台出演で思い出す「だいこん」と呼ばれた幼少期
緑子さんが演じるお母さんも怖くって。なのに、どこか哀愁を帯びていて。お2人の複雑な表現を目の当たりにしています」(秋元・以下同)
秋元の役は、結婚を控えている姉エルネスティーヌ。結婚すれば、家族との息苦しくて窮屈な生活から飛び出せるとの思惑がありそうだ。
「家族はそれぞれに事情を抱えているけれど、共感できる人間臭さを出せたらいいな」
そう、本作は家族というものを考えさせる。
「一家は誰かの本音ひと言で壊れてしまいそうなもろさで張り詰めてる。そのうえに家族が成り立っているグラグラした感じを表現したい。にんじんはしっかりと前向きに生きる強さを持っています」
さて、秋元自身にも呼ばれたくないあだ名があったそう。
「背が高くて体が大きいので“だいこん”とか。子どもって思ったことをズバズバ言うでしょ。にんじんの気持ちがよくわかる」
100年以上前に書かれた小説だが、幼児虐待のニュースをよく見聞きする現代社会に問題を投げかける作品だ。
「古さを感じさせないのが醍醐味。稽古3日でそこに気づけました。私にしては、早いぞ(笑)」
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