有給や失業手当も…知らないと損する「パート契約者の権利」
労災保険の対象者は、基本的に会社で働くすべての人。自動的に加入することになり、保険料は会社がすべて負担します。ケガや病気になった場合には、病院でかかった費用の全額、さらに、仕事ができなくなったときには、出勤したらもらえたはずの給料の約8割が生活費として補償されます」
ケガや病気が原因で障害が残ったり、介護が必要になったりしたときも、労災保険は適用されることを知っておくべきだ。
「パート勤務中や通勤途中で万が一、死亡した場合には葬儀代が支払われます。また遺族には、生活費として、遺族の数により、給料の153〜245日分の年金が支給されます」
労災保険の補償請求をする際、会社が協力してくれないケースも。そんなときは『労働条件相談ほっとライン』など近くの労働基準監督署に相談したほうがいいようだ。失職したときに生活費が出る“失業手当”も、正社員だけのものと思いきやーー。
「週20時間以上で、31日以上の期間にわたって働く“労働契約”を結んだ場合は、パートでも雇用保険に加入することができます。