三代続く俳優一家に生まれた寛一郎 素顔はシャイ男子
「撮影中、これで大丈夫かなって心配になったりもしました。でも作品を見たらちゃんと作品の一部になれていたので、監督のやり方で、僕を演出してくれたんだと思います。もうちょっと仕事ができるようになれば、檄を飛ばしてくれるのかな」
もともとは目指していたわけではない俳優という仕事。俳優の大先輩である祖父と父が、その世界へ導いてくれたという。
「自分にとっていちばん身近な仕事でしたし、自分を見つめ直したときに家族の見方が変わり、徐々に俳優の道に進みました。祖父も父も、言葉で何かを教えてくれるということはなかったけれど、作品や背中で見せてくれて。父の作品もすべて見ています。好きな作品は……。
ノーコメントでお願いします(笑)」
物語では、どんな悩みにも答えてくれる“ナミヤ雑貨店”。もし実在したら、頼ってしまう?
「あまり真面目な悩みは書かないかな。早く髪が伸びる方法を教えてください、ですかね(笑)」
人見知りと言いながらもまっすぐに思いを語り、無邪気に笑う。