大便なみに汚染…“台所スポンジ”衝撃の研究結果を検証
(中村教授・以下同)
たとえ熱湯や電子レンジで加熱して消毒しても、生き残る菌がいて、それがスポンジ内ですぐに繁殖するという。さらに、洗剤で消毒しても死滅しない菌もいる。抵抗力の弱いお年寄りや子どもがいる家庭は、注意が必要だ。
そこで、中村教授がおすすめする「スポンジのお手入れ」の仕方を紹介したい。
【1】スポンジを内部まで乾燥させる
「洗剤とスポンジを同じラックに入れている方も多いと思いますが、湿った状態で置いておくと菌が繁殖しやすいです。スポンジの内部まで乾燥させるように洗濯バサミでつるして、乾いたものを使うようにしましょう」
電子レンジでの加熱や熱湯消毒は、劣化を招くのでやめたほうがよいのだとか。
【2】スポンジを“用途別”に複数用意する
1個のスポンジで全てを洗おうとせず、食器用、鍋・フライパン用などと、用途別に分けて使うのも手だ。この際、よく使う食器用のスポンジなどは、2個用意して交互に使うとよいという。
また、中村教授が文部科学省監修「調理場における洗浄・消毒マニュアル」