くらし情報『なぜ都合悪いことは聞かない?“困った年寄り”行動の原理』

なぜ都合悪いことは聞かない?“困った年寄り”行動の原理

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「うちの親、年をとって頑固になったし、ボケてきたのか、よくわからない行動をとるし。ホントに困るわ……」。そうストレスを募らせながら、家族の介護に当たっているかたも少なくないのでは?

「実は、こうした高齢者の“困った行動”は、性格や認知症のせいだけでなく、ほとんどの原因が“老化”にあります。だから、改善や予防ができるんです」と明かすのは、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類先生。

平松先生は、眼科医として、のべ10万人の高齢者を診察してきた経験から、高齢者の“困った行動”の原因を分析。今年9月に『老人の取扱説明書』(SB新書)という本まで出版した高齢者のエキスパートだ。そこで今回、お年寄りのよくある困った行動のワケと、改善&予防法をうかがった。

【都合の悪いことは聞こえない、聞かない】

「82歳の義母は、私が『薬飲んだ?』と聞いても知らんフリなのに、往診に来たイケメン医師に、『具合どうですか?』と聞かれると『今日はいいね〜』って即答。

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