第45回「ローラ 独立騒動で考える芸能界で生き残るために必要なこと」
その結果として、CM以外の露出が減ったのかな……くらいに思っていたので、“ことの重大さ”にいまいちピンとこないのでしょう。
ただ彼女の“迷走ぶり”が悪いのかといえば、必ずしもそうとは言いきれません。というのも最近のテレビ露出減少が、彼女の長いキャリアのなかでプラスに働く可能性も考えられるからです。そのカギは、彼女の“ブランド価値”にあります。
彼女はブレーク時、おなじみのローラスマイルやタメ口など“ちょっとおバカだけど好感度の高いハーフタレント”だったはずです。しかし今やInstagramのフォロワーが470万人に!すっかり“おしゃれで変幻自在なモデル”というイメージが定着しつつあります。
それを加味すると奇しくも露出激減により希少性が高まり、唯一無二の存在になる可能性が出てきているともいえます。テレビという舞台では見かけなくなっているものの、今やネット時代。
SNSに活動の主軸を移しさえすれば、いくらでもアピールできるものです。