このままでは国が滅ぶ…日本の女性が家事をしすぎる理由とは
夫との家事分担について、佐光さんはこう語る。
「日本人女性はまじめなので、助けを求めることに躊躇して、つい一人で抱え込んでしまう。大学院で外国人男性の同級生たちに家事分担について聞くと、『妻が料理が苦手なら、自分が作る』という意見も多かったです。夫に『苦手だから一緒にやって』と頼ってみませんか」
そのためには、妻が相手に対しての要求レベルを下げることが大事だという。
「夫がやってくれたことは自分と同じレベルではなくて当たり前。任せた以上、文句を言わないことが大切。こっそりやり直すのはもってのほかで、自分の負担が増えるだけです」
たとえば、夫が皿を洗った後、汚れが落ちていなくても、そのまま使う。夫に汚れていると指摘されたら、「そう?あなたが洗ってくれたんだけどダメだった?」と返せば、夫が洗い方を見直す可能性も。
掃除も頼んでみるとよい。
「アメリカなど多くの国で、掃除は夫の分担です。力を使う場面も多いので、男性の仕事という印象があるのかも。手始めに毎日旦那さんが使うところは、お任せしてみるのはどうでしょう」