2018年3月7日 20:00
ロバート秋山 クリエイターズ・ファイルを生んだ幼少期の原点
とも回想している。
「あいつんちのおばさんのあの言い方が……とか、何も悪くないのにひっかかる。見なくていいとこまで見る子供でした」
同シリーズにはそういった“客観性”も活かされている。秋山はひとの言動を客観視することで“データ”を貯め続けているという。
「これまでに見てきたいろんな人たちを足して、ものすごい足して、凝縮して1人にしているんです。だから、データみたいなものですかね。ぶわーっと自分の中でまとめる感じです」
秋山には「この人はこういうことを言うだろう」「この職業の人はこういうジャンルの行動をしそうだ」というデータベースがあるという。そのお陰で役作りの際も「このひとはこうだ」と決めてかかるのだ。
秋山は自身のことを「決めつけちゃう病」と呼んでいるが、その「決めつけ」こそクリエイターズ・ファイルのミソだという。
「それ(決めつけ)が読者の持つイメージと一致すると、面白く感じるのかもしれないですね」
愛娘にも“架空の童謡”を聴かせて育てているという秋山。膨大なデータから、また新たな笑いが生まれるかもしれない。
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