「小保方晴子日記」にみるリケジョの星はなぜ注目されたのか
という気持ちの強さがあるのでしょう。研究者として理解されるよりも、自分をわかってもらうことを優先した結果が、ふるまいや見た目の異質さに、つながっているのかもしれません。
「シャッター音がなるたびに、自分の(命の)ロウソクに火を分けられているように感じた。(中略)もう私の火は揺らいでいない、そう思った時に、最後のシャッター音が聞こえた。写真にうつる女性を見て、この人の火はきっとドラマティックに燃え続ける、ロウソクが尽きるまで火が消えることはないと信じることができた(中略)。私は分けられた火をまた誰かに分けながら生きていく」
本書出版の際に撮影に望んだときのことを、あとがきにかえた日記として、彼女はこう綴っています。
前作では今でも実験をしている夢を見る。涙が勝手に込み上げてくる。
と書いた彼女が、2年の時を経てどう変化し、そしてどう進化していくのか。“ドラマティックに燃える火”が彼女の身を焦がさず、幸せの炎であることをまずは願いたいです。
浜辺美波、ミュートメイク&こっくり濃リップで2つの表情 『VOCE』通常版・増刊表紙に登場