2018年6月3日 11:00
就活解禁…いま人気でも“10年後が不安”な企業の特徴とは?
分配できる給与はどんどん少なくなり、『終身雇用なのだから待遇、給与が下がるのは我慢しろ』という理屈をふりかざされかねません」
“これで将来も安心”と思って入ったはずの大企業で、まさかの“待遇格下げ”――。「日本郵政」が、正社員約5,000人に福利厚生として給付していた「住宅手当」を10月からカットすることを決定したニュースは記憶に新しい。
では、いったいどんな企業が“先行き不安”といえるのだろうか――。加谷さんによれば、そういった会社は、ある共通点を持っているという。
「最初に目を向けなければいけないのは、『売上高が伸びていないのに、社員数が毎年、増加している』会社。後々、社員の待遇が悪くなっていく可能性があるからです」
就活生に圧倒的人気を誇る“メガバンク”。だが、’13年~’17年の社員数の増加率と売上高の増加率をまとめたものに基づき、加谷さんに将来性を評価してもらうと、“先行き不安”なところも。