自転車練習中の息子が転んでしまい…
息子が幼稚園の頃の話です。
補助なしの自転車に乗れるようになってきたので、練習をかねて息子は自転車、私は徒歩で買い物に出かけました。
しかし途中、人がギリギリすれ違えるような細い道を進んでいるとき、息子が自転車ごと転んでしまいました。
そのとき前からはヤンチャそうな高校生が5人ほど歩いて来ていました。
なるべく早くその場を立ち去りたいと思って、泣きそうな息子を「早く!立って行こう!」と私は急かしてしまったのですが……
「ゆっくりでええよー」
お兄さんたちは「ゆっくりでええよー!」「頑張れー」と息子に優しく声援を送ってくれました。
息子が自力で立ち上がると、「頑張ったな!」「泣かないでエライな!」とほめてもくれました。見た目で判断してしまった自分を情けなく感じましたが、とてもうれしい気持ちでいっぱいでした。
お兄さんたちと息子はバイバイと手を振って別れました。 20年ほど前の話ですが、昨日のことのように鮮明に思い出せます。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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