今のホームレスは段ボールの家じゃない?寝泊まりの方法で最多だったのは…
結果」より
調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より
どこで、どのように寝泊まりしているのか
ここからは、実際にどのような生活をしているのかを見ていきましょう。
約8割は場所が決まっている
まず、路上(野宿)生活の形態がどうなっているかという点ですが、その場所が「決まっている」と回答した人が79.5%と大半を占めました。ほとんどの人は決まった場所で野宿をしているようです。しかし、過去の調査結果と比べると、「決まっていない」人の割合が10年前よりは増えている傾向が見られ、より不安定な生活をしている人が多くなっているように感じられます。
寝ている場所はだいたいいつも決まっていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より
約3割が公園で野宿している
野宿先が「決まっている」と回答した人を対象に、具体的な野宿場所を聞いています。その結果、最も多かったのが「公園」(27.4%)でした。次いで、「河川」が24.8%、「その他」が23.1%と続いています。ベンチや水道、トイレなどが設置されている場所も多く、雨風などもしのぎやすい公園が最も多くなっているのは、納得の結果と言えるかもしれません。