「母親の私にもくれるんだ」近所のおばあさんに突然渡されたみかんとお菓子が、ワンオペママを孤独から救ってくれた
と、みかんとウエハース菓子をくださいました。
子どもを連れていると、ときどき、見知らぬ方からお菓子をいただくことがありましたが、「母親の私にもくれるんだ」と、なんだかくすぐったい気分になったことを覚えています。
(※写真はイメージです)
その女性は次の日もその次の日も、私たちが公園に行くたびに声をかけてくれ、おやつをくれました。子どもの分と、もちろん私の分も。
子どもにはいつも「いい子だね」と言ってくださり、私にも「甘いもの食べなさいよ」と言うのです。
そんなやり取りが続くうちに、こちらからも旅行のお土産やちょっとしたお花などを渡すようになりました。
初めて暮らす土地で、やっと他愛ない会話を交わせる知り合いができたのです。「誰かに気にかけてもらえている」と思えるだけで、不思議なくらい孤独感はなくなりました。
我が家はその後、また引っ越してしまったので、もう会えなくなりましたが、今でもとても感謝しています。
私たち親子を気にかけてくれて、本当にありがとうございました。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。