部活の先輩にバカにされ「あそこを手術したい」と……悩みをより深めたインターネットの情報に父親が怒り
息子の場合は、勇気を出して親に相談してくれたことがきっかけで直接教えることができましたが、そうでなかった場合、問題は深刻になっていきます。
現在、うちの息子の悩みはある程度解消されたようですが、インターネットの広告から得た情報ばかりに踊らされた結果、間違った選択をしてしまった10代、20代は少なくないのではないでしょうか。
(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)
日本人男性の8~9割は包茎
「包茎」に関して、母親の間でも「赤ちゃんのおちんちんの皮を早めにむくべきか、むかないほうがいいのか」という疑問がしばしば話題になります。
泌尿器科医の岡田百合香先生は、現在では日本でも海外でも「無理にむくべきではないという意見が主流」だといいます。男性同士の間で、包皮の状態で優劣をつけるような「悪習」は今もあるようです。岡田先生によれば、自身が包茎に関して若いころに嫌な思いをしたため、我が子に同じ思いをさせたくないと包皮をむきたがるパパもおり、根深い問題だといいます。
「そもそも日本人の8〜9割は包茎です。『真性包茎』で、おしっこがうまくできない、性行為に支障がある、清潔を保つことが難しいなど日常生活に支障があれば泌尿器科の受診をお勧めしますが、そうでなければ少なくとも思春期前に治療が必要になることは限定的です。