くらし情報『長谷川博己が語る近未来のビジョン。“なにもしない”というアプローチ【『はい、泳げません』インタビュー】』

長谷川博己が語る近未来のビジョン。“なにもしない”というアプローチ【『はい、泳げません』インタビュー】

孫(家邦)さんに「フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』(63)のマルチェロ・マストロヤンニ(が演じた主人公の映画監督)みたいですね」って言ったんです。

そしたら、それを孫さんから聞いた監督が「いや、雄司はそんなドンファンじゃない」って言ったみたいなんですけど、そういう意味で言ったわけじゃないんですよ(笑)。
過去につきあった人や自分の理想の女性が雄司を現実に引き戻したり、支えているような印象が『8 1/2』にちょっと近い気がして。あの作品もシュールなところがあるから、本作を実際に観たときも『8 1/2』の日本版みたいな感じがしないでもないなと思いました。

嫌いなものの記憶を呼び覚ましてカナヅチの芝居に

長谷川博己が語る近未来のビジョン。“なにもしない”というアプローチ【『はい、泳げません』インタビュー】


――今の話を聞いていて劇中の小鳥遊雄司まんまだなと思ったんですが、長谷川さん自身も彼と同じように理屈っぽいところやちょっと面倒臭い奴だなって思われるようなところがあるんでしょうか(笑)。

長谷川自分ではそうじゃないと思っていても理屈っぽく考えてしまう時ってありますよね。ただ思考を巡らすということは嫌いではないです。役を演じる上でも、それが僕の根源になっている気がします。


――もっと感覚や感情に身を任せたり、委ねてみようとは思わないんですか。

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