今日の1杯目のビールのために命を懸ける。松岡昌宏が語る目標をもたない生き方
俺が、どうしてこうやって働いてるかって、その日に飲む1杯目のビールがどれだけうまいかというところに懸けてるから。だから働くんだよ!それ以上でもそれ以下でもないね。
――ちなみに、お好きなビールのつまみは?
松岡これは難しいね……(笑)。日によって変わるから……今日は漬けものじゃない?塩がほしいかな。しば漬けとか。一番良いのはテメェの汗なんだろうけどね(笑)。自分の汗をつまみに飲めるようになったら、いっぱしの呑んべえだよね(笑)。
俳優人生の最後に演じたいのは……?
――いろんなお仕事をされる中で、今、俳優業の面白さはどんなところに感じていますか?
松岡嘘が好きなんだろうね。
俳優の仕事って嘘つきじゃない?人間が普段、本音と建前を抱えて生きているとしたら、俳優は“セリフ”を介して大っぴらに嘘をついたり、悲しくないのに泣いたりするでしょ?そういうのがたまんない。それが好きなんだろうね。小さい頃から“ごっこ”が好きだったしね。
――作品や役への向き合い方は年齢を重ねていく中で変わったと感じますか?
松岡たぶん、変わってると思います。自分ではなかなか分からないけど。ただ“役作り”がどうだとか、そういうのは「うるせーよ」