2021年4月1日 07:00
『君の名前で僕を呼んで』監督が初のTVドラマに初挑戦! 主演の若手俳優ふたりがその裏側を語る。
でも、今はそう思わない。以前より着やすい服を着ることが多いし、もっとマスキュリンなスタイルも楽しんでいる。マスキュリンとフェミニンを混ぜた感じかな。新しいスタイルをいろいろ試しているところよ。
ジョーダン・クリスティン・シモン
ルカ・グァダニーノ監督はいつだって背中を押してくれた
──ルカ・グァダニーノ監督とのお仕事はいかがでしたか?
ジョーダン本当に懐が深い人で、いつだって背中を押してくれた。脚本と少し違っても恐れないでいいと感じさせてくれたの。撮影当初の私は、脚本どおりに演じないと怒られるんじゃないかと勝手に思っていたのに。
彼は常にオープンだったし、だからこそ私もオープンになれた。
誰かを叩くのも、突然駆け出すのも、何だって試せるくらいにね。それが本当に気持ち良かった。
ジャックルカは言葉の使い方や演出の仕方、仕事の取り組み方が斬新で、緻密でもあって、ジョーダンの言うとおり懐も深い。僕はいつか監督もしたいから、彼から学ぶことは多かった。
僕はルカに結構依存していて、何か映画を観たら、彼がその映画を好きかどうか聞くんだ。もし「好きじゃない」と言われたら、「うん、サイテーだよね!」