2021年4月1日 07:00
『君の名前で僕を呼んで』監督が初のTVドラマに初挑戦! 主演の若手俳優ふたりがその裏側を語る。
ジョーダン・クリスティン・シモン
ジャックこの物語では、どの登場人物も何かを抱えている。以前、軍基地で育つ子供たちの動画を見たのだけど、彼らは規則の多い環境で暮らしているからこそ、反抗心を持っていた。(外とは隔たられた)泡の中にいる感覚もあるんじゃないかな?大人たちもそう。社会の期待に囚われてしまっているんだ。
そんな中、登場人物たちはバンドエイドを少しずつ剥がすように自分を発見していく。結局のところ、人は“(原題である)We Are Who We Are(他の何者でもない自分)”だからね。
ジャック・ディラン・グレイザー
──演じるうえで難しかったことは?
ジョーダン難しかったけど、難しくなかったとも言えるかな。演技でも音楽でも、何かに取り組むときは基本的に自分の経験や似たようなことを参考にするものだけど、私自身にはケイトリンのような経験がなかったし、経験している人に会ったこともあまりなくて。
そういった意味では難しかったけど、それが助けにもなった。ケイトリンが学んでいくのと同じように、私も学ぶことができたから。学びながら自分を知っていくようなものだったし、ほろ苦くも最高の体験だった。