くらし情報『磯村勇斗を突き動かした“外の世界への憧れ”「大学を辞めることはまったく怖くなかった」』

2022年8月23日 07:00

磯村勇斗を突き動かした“外の世界への憧れ”「大学を辞めることはまったく怖くなかった」

「俳優と監督の関係性は“夫婦”だと思っていて。どれだけ信頼できるか、どれだけ本音を言い合えるかが大事。内田さんは役者の芝居に対して、気持ち悪い部分や成立してない部分をちゃんとストレートに演出してくださる。だから、僕としては心を読まれている感じというか、嘘をつけない感じで。ちゃんと心から出てくる芝居じゃなきゃ内田さんとは戦えないなと思った。監督のことを信頼し、安心して一緒に歩めた時間でしたね」

磯村勇斗を突き動かした“外の世界への憧れ”「大学を辞めることはまったく怖くなかった」


磯村が演じるのは、成瀬の刑事課時代の後輩・坂本祥太。現代的な常識の持ち主である坂本は、コンプライアンス無視の成瀬の捜査方針に振り回されていた。

「昭和気質の成瀬と、今時の坂本。
2人が対照的な存在に見えたらいいなと思っていたので、そのコントラストは意識しながら演じていました。成瀬の昔ながらのやり方に坂本はストレスを抱えている。そこから成瀬が変わっていくことによって、坂本の心も変化していく。台本でも『……』が多かったので、そこで坂本は何を感じていたのか。成瀬を見ながら、どんなことを考えていたのか。その微妙な変化を表現することが、坂本を演じる上ではすごく大切でした」

成瀬の粗暴さに辟易とする一方、成瀬を見つめる視線にはどこか憧憬の念が入り混じっているようにも見える。

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