2024年4月17日 07:00
岡宮来夢、念願の『ロミオ&ジュリエット』出演「愛されるロミオになりたい」
(撮影:源賀津己)
2024年5月16日(木)、新たなキャストを迎えてミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の幕が上がる。いわゆる「グランドミュージカル」の若手の登竜門として、すっかり定着した感のある本作。ジェラール・ブレスギュルヴィック作、小池修一郎の潤色・演出で描かれる華やかな、しかし闇深くもある珠玉のステージで、ロミオ役の小関裕太・岡宮来夢をはじめ若手キャストの活躍にも期待が高まる。今回ロミオとしてステージを引っ張ることになる岡宮来夢に、本作について語ってもらった。
ロミオ役のバトンを先輩たちから受け継いで
公式サイトで、小池修一郎は今回のロミオたちについて「小関裕太の知性、岡宮来夢の感性」とコメントしている。岡宮自身は、その言葉は「『何だろう?』って思っているんですよ」と、自分のどのような面がそう評価されたのかはピンときていないよう。しかし小関が彼を「まっすぐで、まじめで、ロイヤル」と話したこと、そして取材時に受けた印象と合わせると、とてもしなやかで、伸びやかな人であることは間違いなさそうだ。それこそ、彼の当たり役であり本作の直前にも演じている“男士”にまつわる、白き鳥のように。