くらし情報『中屋敷法仁が柿喰う客の新作で“解散”に言及』

2019年9月10日 16:00

中屋敷法仁が柿喰う客の新作で“解散”に言及

劇団なんてこれから崩壊していくんですよ、これからは作品と演出家の時代、俳優の営業の時代になってきますよなんて偉そうなことを言ったんですよね。でもオリザさんが言ったのは“だからこそ、劇団をやるんだよ”と」

劇団というものに理想を抱いたスタートではなかった、だからこそ劇団の価値を客観的に問うことができたのかもしれない。劇団継続の危機もあったが、その都度周囲の人たちから改めてその価値を知らされることもあったという。そして劇団を続けて13年目、そんな大きなきっかけを与えてくれた“心の師”とでも言うべき存在が手がける演劇祭に、メインプログラムとして呼ばれた。だからこその“総決算”だ。

「2.5次元作品の場合は、いろいろな人の憧れや理想がある上での作品だから、幻想があっていいと思うんです。でも劇団はそういった幻想を捨て、“演劇とはなんぞや”という核に迫れる場所」と語る中屋敷。彼の“劇団でしか表現できないこと”をぜひ、劇場で確かめてみようではないか。


取材・文:川口有紀

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.