WILD BLUE DEBUT SHOWCASE[The First Light]レポート「どんな瞬間もお互いを支え合い、輝き合える存在でありますように」
アーティストをやりたいって、スタッフさん、マネージャーさん、事務所の方に強い思いをぶつけて。それからいま隣にいる、同じ夢を持ったメンバー4人が集まってくれて。一緒に一日ずつ過ごしていくうえで、これがアーティストなんだ、これがグループなんだって噛み締める毎日で。幸せな日々を過ごしてました、いまも楽しいです」と一言ずつ、慎重に言葉を選びながら語る山下を見ながら、その真剣さに引き寄せられるように少しずつ、客席の集中が高まっていく。
「最初はいろんな声がありました。グループか、とか、俳優のほうが、とか」と続ける山下の声に涙が滲む。その堪えきれなさには、言葉にした以上の悔しさや無念な思いが含まれているのだろう。「めちゃくちゃ悔しくて。
そのときに、目の前にいたのがメンバーで。夢中になって歌って踊ってるメンバーを見て『俺はこれがやりたいんだ』ってあらためて思いました。みんなの顔を見て、この5人で皆さんに、そして世界に、俺らの音楽を届けたいと思いました。それが、今日また再確認できた。僕らのDEBUT SHOWCASEに来てくれたSTARRYの顔を見て、再確認できました。本当にありがとうございます」……ここまで語った山下の手は、自然と胸元にあてがわれていた。