WILD BLUE DEBUT SHOWCASE[The First Light]レポート「どんな瞬間もお互いを支え合い、輝き合える存在でありますように」
「いま、めっちゃ幸せだってことを伝えたいです。これから5人で、WILD BLUEで、僕らの音楽を絶対に届けるんで、ついてきてくれたら嬉しいです」と締め括られた挨拶に続き、この日最後にパフォーマンスされたのは未発表曲である『Our Magic』。その後のアンコールでも『君がいたから』と題された未発表曲が披露された。
赤、淡い黄色、暖色系のライトが連綿と移り変わっていくなかで、時計の針の動きを模したような振り付けが映える。山下が「ちょっと大人でムーディーな、WILD BLUEにしては珍しい曲」と前置きしたように、この冬、クリスマスの雰囲気にマッチした、煌びやかでクラシカルな一曲に仕上がっている。贅沢に光がまぶされたような歌声とダンスに、最後の最後までSTARRYは酔いしれた。
今日が、この時間が、泡沫の夢で終わってしまうのが惜しい。そんな名残を惜しむように自然発生する、アンコールを求める声。
導かれるように再登場したメンバーたちは、本公演のライブグッズを身につけている。ワンコーラスだけ、5本のスタンドマイクとともに歌われた『君がいたから』は、5人の天空を突き抜けるような高く透明な声が混じり合い、「あの日よりも、今日の傷を愛せるようになった」