くらし情報『良きライバル、ターナーと競い合った因縁の展示の再現も! 三菱一号館美術館『コンスタブル展』をレポート』

2021年2月25日 18:00

良きライバル、ターナーと競い合った因縁の展示の再現も! 三菱一号館美術館『コンスタブル展』をレポート

》を並べての展示だ。

良きライバル、ターナーと競い合った因縁の展示の再現も! 三菱一号館美術館『コンスタブル展』をレポート

左:J.M.W.ターナー《ヘレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号》1832年東京富士美術館蔵右:ジョン・コンスタブル《ウォータールー橋の開通式(ホワイトホールの階段、1817年6月18日)》1832年テート美術館蔵
両作品はともに1832年のロイヤル・アカデミー展で発表された作品だ。コンスタブルの良きライバルであるターナーは、自作の隣にコンスタブルの華やかでダイナミックな作品を出すことを知り発奮。開幕前の最後の手直しができる「ヴァーニシング・デー」の期間を使って、たゆたう船の前に観客の目を引く明るい赤色のブイを描き足したと言われている。後日、この話を聞いたコンスタブルは愚痴をこぼしていたという逸話も。

この両作品が揃って展示されるのは1832年を除いて3回目。そしてイギリス国外では初めてのこととなる。


良きライバル、ターナーと競い合った因縁の展示の再現も! 三菱一号館美術館『コンスタブル展』をレポート

ジョン・コンスタブル《虹が⽴つハムステッド・ヒース》1836年テート美術館蔵
故郷のサフォーク州や、親しい友人や家族たちと過ごしたソールズベリやブライトンなど自身の愛する風景を、ときには理想を交えつつ描き続けてきたコンスタブル。彼が愛した土地への思いもしっかりと受け止めてみよう。

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