くらし情報『小松菜奈と坂口健太郎が生きた10年間「全員が命と向き合って戦った時間だった」』

2022年3月5日 12:00

小松菜奈と坂口健太郎が生きた10年間「全員が命と向き合って戦った時間だった」

ただふたりがそこにいるだけで、時にせつなさがこみ上げ、時に優しい気持ちになる。特別な関係を築き上げたふたりは、お互いの演技をどう見ていたのだろうか。

「ラストに、風がばっと吹いて桜が舞い散るシーンがあるんですけど、そこの坂口さんのお芝居を私も現場で見ていたんですね。あのときの和人の表情だけで、茉莉と和人が過ごした時間が浮かんできて感動しました。坂口さんは人を愛するという繊細な気持ちを目で伝えられる人。その目には力強さもあれば危うさもあって。和人がどんどん成長していく姿が、グラデーションのように映し出されている。ちゃんと10年生きたんだということを、言葉じゃないところで伝えられるお芝居に惹き込まれました」(小松)

「茉莉は、いとしい人に伝えなきゃいけないことを伝えきれない、だけどそれでも一緒にいたいという、複雑な感情が混ざり合ったお芝居をずっと要求される役。
命がけで茉莉と向き合っているさまを見ていると、『大丈夫だよ』と肩に手を置いてあげたくなる瞬間もあったんですね。でも、茉莉を演じるには、それが100%正解で。ちょっと大げさかもしれないですけど、命を削りながらやらなきゃいけない役なんですよ。

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