柴咲コウ「“悪役”に共感したこと」 映画『クルエラ』インタビュー
日本語にするとまた全然印象が変わっちゃうんですよ。特に歌というのは、英語だったら滑らかに本当に音楽に調和するところが、日本語だとすごく目立っちゃったりとか。
そことのバランスはかなり考えて、抑揚つけて。抑揚といっても音程として決まっている中でそれを出すっていうのはこれまたいい勉強になりました。なので素の自分ではないですよね。やっぱりキャラクターを引きずって、ちょっと俯瞰で見ている自分が歌っている、みたいな。私がというよりかは、そのキャラクターの一部が、なのか、客観性が、なのかという感じで歌っていました。
“若い”クルエラを演じる思い
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―—演じる際に過去作品のクルエラは意識されましたか。
若いときの方が一生懸命じゃないですか。何かに対して必死だし、完成されたクルエラ像っていうのは既にあるんだけど、それはそれとして、ここからまた20年ぐらいたったらああいう風になるんだろうなというのは、自分の人生においてもやっぱり20年前と今とでは全然違うし、20年前だったら真面目すぎて、それはそうじゃないんですって必死になっちゃうところがあるんだけど、何十年も経つとまあそれでいっかみたいなのができて、ああいうキャラクターができていて。