頂点を見据え、研ぎ澄ます武知海青の美学「頑張る以外の選択肢はない」
一人だけジムに来ない日があって、僕が急いで呼び出して一緒にトレーニングしたこともありましたね」
THE RAMPAGEは「登山で例えると7合目」
これまでの活動の軌跡や、未来を見据えたインタビューはもちろん、武知家族の座談会まで収録された充実感たっぷりの『BULLET』。そのなかには「完璧になりたいけど、なれない」という、武知の根本に在り続ける葛藤についても触れられている。
「THE RAMPAGEとして活動するなかでも、常にその葛藤は感じています。トレーニングと同じく、エンターテインメントもゴールがない世界なので。自分で定めた目標に向かって突き進んで、着実にクリアしていくしかない。最近はそんなジレンマも楽しめるようになってきたんですけど、デビュー当時はまったく楽しめなくて、練習のたびに『帰りたい』と思っていました」
武知にとって、いまのTHE RAMPAGEは登山で表すと「七合目」。残り三合を踏破するには、ドームツアーやワールドツアーなど、大きな目標をいくつも越えねばならない。
「頂上まで行くには、一人ひとりが自分と向き合って、奮い立たせるしかないと思います。
僕ひとりだけが目指していても限界がある。