2021年11月26日 15:40
【ライブレポート】HYDE、故郷の和歌山でツアー完走「死ぬんじゃないかと思うくらい、幸福な時間でした」
「和歌山の人ならみんなHYDEを知ってますよ。仕事仲間に同級生もいますから」。会場へ向かうタクシーの運転手さんが誇らし気に話す。2019年に和歌山市ふるさと観光大使に任命されたこともあり、南海電車とのコラボ特急『HYDE サザン』や「めでたいでんしゃ かしら」が運行されるなど、HYDEは和歌山県民の誇りなのだ。
「ようこそ黑ミサへ、ようこそ和歌山へ。黑ミサとコラボした電車『HYDE サザン』に乗って和歌山にライヴを観に行くという企画が実現して嬉しいです。和歌山を堪能して行ってください」黑ミサらしいゴシックなステージの上、アルバム『ROENTGEN』から「WHITE SONG」と「EVERGREEN」を美しく歌い上げた後、HYDEが言う。2021年6月からスタートしたオーケストラコンサートの千秋楽を故郷、和歌山で行うことは、言うまでもなく特別な意味がある。
儚くも温かなバラード「SMILING」と、美しく哀しい「THE ABYSS」という2曲の未発表の新曲に続いて披露されたのは、この日発売されたニューシングル「FINAL PIECE」だ。「ウエディングとかで使ってもらいたくて作ったので、前向きでとても素敵なラブソングです。