2022年9月15日 11:00
まるり、ソロデビュー「両想いなのにもどかしいふたりの関係みたいなものが描きたかった」
嫌なことがあったときのほうが多いかもしれません。幸せなときより感情が動くんですかね。幸せなときのメモは、周りの人に聞いた話とかに自分の気持ちを乗せて書いたりします。嫌なことを歌詞にするときって、やっぱり最後は前向きな気持ちを書いていくじゃないですか?辛かったことにそうやって区切りをつけてるところがあるのかなとも思います。
以前、ものすごく辛い失恋をしたときの曲を書いたことがあって。別れたものの、心がモヤっとしてたんですよね。私、恋愛って毎回相手をすごく好きになってちゃんと恋愛したいタイプだから、適当に付き合うこととかできなくて、毎回この人と結婚するんだなくらいの気持ちで恋愛してるんです。でも、結果別れてしまって、そんな自分に“同じことくり返してない?”と思ったんですよね。
それで「どうせ新しい人がまた出てくるから、安心しなよ!」って自分に言い聞かせるつもりで「リピート」という曲を作ったんです。
そうやって曲にすることで消化させていってるところがめっちゃあると思います。恋愛も含めて、自分の感情は「曲ができたし、いっか!」と思えるくらいの出来事にしたいなと。
──その感情がリアルだから、聴いた人の気持ちも前向きにさせるんでしょうね。