2021年11月26日 17:00
初舞台に挑む渡邊圭祐。現代と安保闘争の時代を描く物語で、今失われたものを問いかける。
だから、栗山さんの言葉でさらに、持っていた自分の思いを強くしたという感じです。
──ということは、今の若者は熱がないなどと大人は言いがちですけど、そうじゃないと。
個人的な見解では、違いますよと言いたいです。熱を持たなくて良くなっている時代を作っているのはあなたたちだからねって(笑)。時代のせいにするわけじゃないですけど、そういうところは少なからずあると思うので、勝手を言うなよ、お互いさまだぞと、僕は思っています。
デビュー3年を経て変化した仕事への向き合い方
──演じるということに関しては、初めて舞台の稽古をしてみて、何か発見はありますか。
何か気づいてるのかもしれないですけど、まだ自分の中に落ちてきてはないです。でも、シンプルに楽しいです。
ひとつのシーンに対してこれだけ長い時間をかけて作り込んでいくのは初めての経験なので、試す時間も多かったりして、純粋に楽しいですね。
──これまでのインタビューで「気分屋で自由な性格」だとおっしゃっていたのを読んだので、稽古場でも自由にいろいろ試しておられるのかなと勝手に想像していましたが(笑)。
そこまではまだいけていないです(笑)。栗山さんの稽古がどんどん進んで、常に頭を回転させていかなきゃいけないので、余裕がない状態でやっているというのが正直なところです。