2021年10月8日 07:00
松本穂香・小関裕太、初めての映画体験と夢「終わったあと皆が無言で立ち上がる瞬間が好き」
──映画を見たあとの、感情が揺さぶられたあとの満足感。わかります。
小関エンディングロールが終わった後に、なんかスンッて終わるじゃないですか。そのスンッの後にパッと暖色の明かりがつくと、大体みんな無言で立ちますよね?僕、あの瞬間が何とも言えず好きなんです。
──まさに後味が残った瞬間と言いますか。
小関あの空間では、誰も感想を話さないですよね。「面白かったね」とか言わなくて、出口そばでポップコーンの空き箱なんかを捨てた後に、「感動したね」「面白かったね、次どうする?」とか言うんですけど……あのスンッ、からのみんなでコトコトコトコトって席を立つ瞬間が、映画館らしいな~って。
松本息だけ漏れる感じ?
小関そうそう。
「はぁ~」ってみんなするでしょ、やっぱり気を張ってたんだなあと思うし、面白いなとも思う。
──確かにあそこまでが映画を見る醍醐味かもしれない。
小関映画、映画館に限らないんですけど、作品を見終わった後って1つ人生経験が増えて、見る前より一歩踏み出せるってことがある気がします。人生観すら変わる可能性があるし。みんなで一斉に経験が1つ増えたっていう瞬間が魅力的に見えるし、面白いです。