2022年2月11日 12:00
横浜流星は敗北を引きずらない「負けたということは、まだまだ成長できる証拠」
やったことのない役だから飛び込んでみようと思った
人は挑み続けるから、強くなれる。
「やっぱり挑戦したかったから」
本作に出演を決めた理由を、そう横浜流星は明かす。
2月11日(金)公開の映画『嘘喰い』は、迫稔雄の同名コミックを原作としたエンターテインメントムービー。横浜流星の近年のフィルモグラフィーを振り返ると、『いなくなれ、群青』や『きみの瞳が問いかけている』のような繊細な表現力を活かした作品が多い。これだけ直球エンタメの世界を生きる姿は、新鮮ですらあった。
「僕も最初は正直、自分には合わないのかなと思ったんです。でもあんまりやったことのない役だからこそ、飛び込んでみようと。ずっと同じような役をやっているだけではつまらない。
俳優として、いろんな顔を見せたいという気持ちがありました」
俳優というのは、複雑な職業だ。作品のカラーによって、あるいは監督のポリシーによって、要求される演技の質ががらりと変わる。この『嘘喰い』で描かれるのは、嘘を見破れなければ即死の≪超危険なデス・ゲーム≫。そのテンションの高い世界を生きるために、俳優にもオーバーアクトが求められた。
「どこまで振り切っていいのかというのは、悩んだポイントの一つでした。