2024年3月23日 12:00
ミニアルバム『VERDE』をリリース 春ツアーを控えたMYTH & ROIDインタビュー「自分の中の喜びが歌に乗って伝わる、宝物みたいなレコーディングになりました」
それに応えたいというのがありました。
──Tomさん的にはどんなこだわりが?
Tom-H@ckいっぱいありましたけど、まずストーリーを語るトラックが長すぎると、退屈してしまう。文字数の制限がある中で、言葉足らずにならず面白くするのが難題で、2~3回直して、hotaruも僕も苦戦しました。ものごとを描くとき、人の感情の部分がひと言あるだけで、ニュアンスがまったく変わるんです。それが至るところにあれば、話が深まる。そこがこだわった部分です。
──今回は語りのトラックが、冒頭と途中の2パートになりました。
Tom-H@ck『AZUL』のように1トラックでも良かったのが、かなり情報量が多くて、ふたつに分けました。
KIHOW最後に光が見えてくる終わり方がいいなと思います。人生にはイヤなこと、辛いこと、理不尽なことがたくさんあるけど、前を向いて行こう!というメッセージは、私たちが普段から皆さんにお伝えしていて。今回の壮大なストーリーの中でも、それは表現できました。
──主人公の少女の絵を描く衝動は、画家でもあるKIHOWさんとして実感できるものでした?
KIHOW自分とは別ものですけど、最初の「Palette of Passion」