2022年2月26日 10:05
『地球外少年少女』キャラクターデザイン・作画監督 吉田健一氏インタビュー「宇宙へ夢を抱く子供たちに種を蒔き続けたい」
(C)MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会
『電脳コイル』(2007年)以来15年ぶりとなる磯光雄監督によるオリジナル新作アニメーション『地球外少年少女』。前編、後編が劇場上映され好評を博し、現在は動画配信サービスNetflixで全6話が配信中。さらに3月25日(金)よりブルーレイ、DVDがAmazonとぴあにて通信販売も開始される。
物語は、日本の商業宇宙ステーション「あんしん」に招待された子供たちと、宇宙ステーションで暮らして来た月生まれの子供たちの出会いから始まる。ネットに繋がるステーション、コンビニと自販機、布の隔壁や簡易宇宙服──、頑張れば手の届きそうな近未来は斬新であり、繰り広げられる冒険に胸躍る快作だ。
本作のキャラクターデザインと作画監督を務めた吉田健一氏に制作経緯、ご自身の画境に至るまで、広範にお話を伺った。
子供たちに「宇宙って面白そうだな」と思って欲しい
『地球外少年少女』
──吉田さんが本作に参加された経緯を伺えますでしょうか。
吉田最初に磯さんに呼ばれた時に、幾つか企画案を見せられて「どれがいい?」と聞かれ、すぐにこの作品を選びました。