くらし情報『森 大翔『3rd Tour「Let It Grow」』凄まじい濃度で展開された渋谷CLUB QUATTRO公演をレポート』

森 大翔『3rd Tour「Let It Grow」』凄まじい濃度で展開された渋谷CLUB QUATTRO公演をレポート

まったく見事だ。さらにマスロックなリフで始まる「台風の目」、ニューエイジなフレーズのギターで景色が広がる「悲しみの空の果て」、「夏の落とし物」と、夏の情景や温度を感じさせる曲が続いた。ジャンル感は多様だが、隙間をうまく作るライブアレンジで、森のボーカルが明快に聴こえるのもいい。「夏の落とし物」では“僕はひとり”というフレーズを際立たせ、スパッと終わったのも曲の意図を伝えて印象的だった。

森 大翔『3rd Tour「Let It Grow」』凄まじい濃度で展開された渋谷CLUB QUATTRO公演をレポート


まだ7曲しか披露していないにも関わらず、持っているものを全開陳していく森のスタイルは凄まじい濃度だ。中盤、次に披露する「群青日記」について話し始める。清原果耶主演のドラマ「マイダイアリー」(ABCテレビ・テレビ朝日系)挿入歌として書き下ろしたこの曲。ドラマのストーリーは社会人の現在と大学生の頃の思い出が並行するけれど、自分は学生視点でこの曲を書いたと言い、「生きていくともどかしいこともあるけど、ひとりではあるけど孤独じゃないということを書きたかった」と話してくれた。


森はほぼボーカルに徹し、杉本の弾くピアノが歌を伝えるポップスの強度を増す。ギターソロに温かい想いを込めた分、よりこの曲でのギターが際立つ。

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