くらし情報『カネコアヤノ 野音ワンマンショー 奔放な創造性を反映した演奏と受け取る観客の関係性、ライブの理想の姿があった』

カネコアヤノ 野音ワンマンショー 奔放な創造性を反映した演奏と受け取る観客の関係性、ライブの理想の姿があった

に向けて、まずは「サマーバケーション」を奏でる。ゆったりと切ないバンドサウンド、〈わけもないけどなんだか悲しい〉という言葉からはじまった曲は、中盤にいきなりテンポアップし、刹那的な解放感が広がる。夏の野音にぴったりのオープニングの後は、鋭利なギターサウンドと〈変わりたい代わりがいない わたしたち〉というラインが響き渡った「わたしたちへ」(エンディングの轟音セッションがめちゃくちゃカッコいい!)、軽やかなベースラインに導かれたカントリー&スカなポップチューン「栄えた街の」、喜怒哀楽のすべてをぶつけるようなボーカルに心を奪われ、しなやかなバンドグルーヴに体を揺さぶれる「明け方」、冒頭のギターのフレーズが鳴った瞬間に“おー!”という歓声が沸き上がり、〈新しいものを買いに行こうよ/しあわせだよ今〉という歌詞にほっこりさせれた「ごあいさつ」とつながっていく。

カネコアヤノ 野音ワンマンショー 奔放な創造性を反映した演奏と受け取る観客の関係性、ライブの理想の姿があった


カネコアヤノのライブにはMCがなく、すべての楽曲を結びつける形で行われる。音が途切れる瞬間はほとんどなく、たとえば誰かがチューニングや楽器を変えるときは他の誰かが音を鳴らし、次の曲へとつなぐ。メンバー4人はお互いに目線を交わしながら演奏し、音を奏でることに集中。

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